水商売からIT企業にいった人のラクガキ

SES営業のざったなお話をチラホラしてます。

SES営業のキャリアパス考察

f:id:ionazun_19:20190105161119p:plain SES営業をはじめて、将来が不安な人に向けて書きました。どんな仕事か、どんなキャリアパスか?などを考えたので今後お仕事人生の参考になれば幸いです。

SES企業とは

社員を客先に常駐させ、労働力の提供を行うことで対価を得るサービスをSES(システムエンジニアリングサービス)と言います。 そのサービスを事業として行っている企業をSES企業と呼びます。

SES企業を通して仕事を探すこと

他社の仕事を通して、スキルを身につけていくのが客先常駐のお仕事です。 客先で働く人は自社との繋がりが薄くなります。月1のイベント、週一のレポート提出などが接点となります。

メリットは直接依頼をしても、雇用されないような企業で働けることです。 未経験や若手のうちはでも、SESを通せば大手企業のPJに携われます。 発注側としても採用コストは減り、都合のいいタイミングで人員調整できる利点があるのです。

SES企業の問題点は

「帰属意識が低下しやすく、離職者が増える」点があります。現場では優秀な人材を安く抱えたいという発注側が、外注要員を引き抜くことがあります。 引き抜かれるタイミングは、現場で自社の不満を言い出したときです。

人材元としては、普段顔を合わせない社員の帰属意識をどう保つかが一つのポイントです。

SES営業とは

簡単に言えば、人と仕事をマッチングするお仕事です。 人材とキャリアプランの相談をしたり、受け入れ側との交渉が発生したり 業務内容は多岐にわたります。詳しくはリンクの過去記事SES営業とは?に記載しています。

SES営業の問題点は

無形商材の営業のため、手に職がついたか確認しにくいことです。エンジニアであれば、PHPをかけます、クリエイターなら、デザインができますと言えます。

SES営業は「営業ができます」と言っても伝わりにくいです。 なぜなら、他の営業と違い仕事と人材のマッチング手法のため、トークスキルや細部に渡る業務知識を必要としないからです。

SES営業で身につくスキルは何か?

それはセールス力ではなく、折衝力・忍耐力・事務処理能力の3つです。 テレアポも飛び込み訪問もないお仕事です。なにかを売る力は人材営業ではつきません。 そのかわり、私生活でも活かせる実用度の高いスキルが身につきます。

折衝力

折衝とは物事について利害関係が一致していない相手と駆け引きを行い、最終的な折り合いをつけることを指します。この駆け引きや折り合いのスキルが高い人が「折衝力のある人」と呼ばれているのです。 出典:三菱電機ビジネスシステム

折衝は私生活にもあります。家賃交渉やちょっとしたお願いごと、調整ごとに力を発揮します。 折衝スキルが上がると、対人関係に強くなります。対話において物怖じしなくなるなどの恩恵があります。

忍耐力

謝ることが多いお仕事です。自分の直接的なミスでなくても謝ります。 最初はテンパって、一つ一つの対応に余裕がないのですが慣れると体力がつきます。 謝罪からクローズまでの所作を比較的平常心でできるようになります。

事務処理能力

事務処理能力とは事務作業を処理する力のことです。SES営業の事務作業には、メール、書類作成、電話対応などがあります。 これらの作業を納期に合わせ質を上げ捌いていく力がつくのです。

営業は抱える人数が増えれば増えるほど、タスクも右肩上がりです。 対応先も上記に応じて比例します。複数タスクの進捗管理が必要になります。 最初は納期漏れやタスク自体の失念があります。

慣れてくると、上記の作業をこなせる量が増えてくるのです。

SES営業で身につく知識は何か?

ITの技術、人材市場はもちろんですが、法律、企業情報などの知識が増えていきます。 また人材営業に伴い、前職の話なども伺う機会が多いので異業種の仕事内容も分かるようになります。 結果、ITスキルをメインとした浅く幅広い知識が身につきます。

IT技術者の人材市場

SES営業は人材コーディネータとも呼ばれます。 企業が求めるスキルと単価、人物像に詳しくなり、キャリアパスの提案ができるようになります。

IT技術知識

IT技術において浅く広い知識が身につきます。 技術知識の下地があると、経歴書の理解度が上がるなど営業にプラスに働きます。 現場担当者とも、深いレベルで認識合わせができるようになるのです。

法律知識

派遣法や契約に必要な基礎知識が身につきます。 法律を知っているとトラブル対応に役立ちます。 管理部門でなくても労務知識を知ることで、自社の社員を守れるようになります。

法律を知らないと、火に油を注ぐ回答してしまう可能性があります。 必要な知識と毅然とした対応が営業には求められるのです。

SES営業のキャリアパス

一営業としては限界があります。 メンバーとして実績を積んだあとは、事業部の中でマネジメントを携わるようになります。 SESだけに関わらず、受託案件営業など複数事業にも携わっていきます。そしてそれぞれの規模を大きくしていき、執行役員になるというのが一つのパターンです。

どの仕事も同じかも知れませんが、プレイヤーからマネージャ、責任者へステップアップすることがセオリーです。 まとめると、①営業メンバー→②マネージャ→③事業責任者→④複数事業担当→⑤執行役員となります。

SES営業の給与はどのくらい?

2019年1月時点の私の感覚値ですが、役割別の給与目安、勤続目安を記載します。 SESは比較的中小が多いので、30人から150人未満のSES事業を主軸に行っている企業での給与を想定しています。

ポジション 給与目安 年収目安 勤続目安
①営業メンバー 20-35万 240万-420万 1-4年
②マネージャ  30-40万 360万-480万 2-5年
③事業責任者  35-45万 420万-540万 3-6年
④複数事業担当 40-50万 480万-600万 4-7年
⑤執行役員   45-80万 540万-960万 5-8年

SES営業のやりがいは?

営業の頑張り次第で人材本人の技術と給与が上がっていくことです。 営業は自分のキャリアだけでなく、担当人材のキャリアに関わる仕事をしています。 本人とマッチ度の高い仕事を紹介し、フォローしていくことで担当人材の市場価値が上がります。

多くの会社では高値で売れると、人材本人に還元されます。 また高値で取引される案件は、よりハイレベルの業務ですので給与還元と合わせ、スキルアップのチャンスも提供できます。

※企業によって還元方法は異なります。

SES営業をやるメリット

長時間労働があまりありません。月200時間働いたら褒められます。 土日祝休みで長期休暇と有給休暇があるので、家族や趣味の時間が多く取れます。また夜勤もないので健康的な生活リズムで過ごせます。

仕事では早い段階から一定量の裁量をもらえることが多いです。裁量が多いので、自分で考える力がつきます。自分で考えてトライできる環境は貴重です。また未経験者でも超えやすいハードルがあるので、若い人にもオススメです。

以上、SES営業のキャリアパス考察でした。それでは。